【サイドゴアブーツ特集】メンズの大人な着こなし方│徹底解説

【サイドゴアブーツ特集】メンズの大人な着こなし方│徹底解説

おしゃれを楽しむ大人メンズが押さえておきたい「サイドゴアブーツ」を履くときのトータルコーデについて、基本から番外編までご紹介します。

もくじ

1.意外と深い!サイドゴアブーツの歴史
2.サイドゴアブーツのコーデ|基本編
3.サイドゴアブーツのコーデ|番外編
最後に

1.意外と深い!サイドゴアブーツの歴史

狭い履き口でスタイリッシュなフォルムながら、スムーズな着脱が可能なことで人気の「サイドゴアブーツ」。ノンストレスな着脱の秘密は、名前にもある「ゴア(Gore)」、いわゆるゴム素材が足首部分に施されていることが関係しています。

サイドゴアブーツが生まれたのは1830年代、イギリスの首都ロンドン。革靴メーカーが、英国王室の当時の女王のために「着脱が簡単なブーツを贈った」ことが誕生のきっかけです。

フォーマルシューズからおしゃれアイテムへ

英国王室が着用していたことから、誕生当時はフォーマルなシーンで見られることが多く、日本においても、明治時代からしばらくは礼服に合わせられていました。そんなサイドゴアブーツが、ファッションアイテムとして着用されるようになったのは1840年代のこと。

着脱のスムーズさや革靴のような上品さ、加えてファッションに取り入れやすいシンプルなデザイン性が高く評価され、足元に欠かせない王道シューズとなったのです。

2.サイドゴアブーツのコーデ|基本編

サイドゴアブーツといえば、細身のデニムなどに合わせて「きれいめなシルエット」、かつ「上品」にきめるというのがベーシックではないでしょうか。サイドゴアブーツの洗練されたシルエットと、革靴のような品のある佇まいは、まさに「大人のきれいめスタイル」にマッチし、サイドゴアブーツの魅力を引き立てます。

サイドゴアブーツの色選びに迷ったら、失敗しない王道カラーのブラックがおすすめです。

ボトムの「ロールアップ」で基本をマーク

サイドゴアブーツは、足首から脛(すね)にかけて、すっぽりと覆うシルエットが特徴的です。そのため、足首が露出するスニーカーや革靴と比べ、ボトムとのバランスが重要になります。

そこで身に着けたいのが、ボトムの「ロールアップ」の絶妙なテクニック。自分の足の長さや全体のバランス、サイドゴアブーツのデザインを考慮してボトムの裾を操ります。

ロールアップは「ゴア見せ」でハズレなし

ロールアップのコツは「ゴア部分」を見せること。そうすることで足首まわりがすっきりとするため、下半身全体がスラリとした印象になります。膝下が短い方は、ボトムの裾がややゴア部分にかかるくらいにロールアップすることで、足全体のバランスを良く見せることができますよ。

サイドゴアブーツは、足首をシェイプしたクールなシルエットが魅力的なアイテム。せっかく履くならブーツのフォルム全体を見せたいですよね。

ボトムの太さに注意!おすすめの選び方

サイドゴアブーツに合わせるボトムの太さは、ブーツの履き口と同じくらいのものを選ぶのがおすすめです。ブーツとボトムの境目がすっきりとするため、きれいな「Iライン」を作ることができます。

ただ、ブーツのデザインに合わせるとボトムがタイトすぎて履けないという方もいますよね。その場合は、もちろん自分にフィットするボトムを履くのがベストです。あくまでも、きれいなシルエットを作るための参考にしてみてください。

3.サイドゴアブーツのコーデ|番外編

サイドゴアブーツは、「きれいめ」以外にも大人の遊びを取り入れたコーデが可能。カジュアルにもフォーマルにも転がせる万能ブーツなんです。例えば存在感のある「ワイドパンツ」や、カジュアルな「チノパン」など。

テイストの異なるアイテムにもマッチするところが、サイドゴアブーツの魅力といえます。基本でご紹介した、ブーツとボトムの境目・全体のバランスを整えることを意識すれば、おしゃれに着こなせるはずです。

ボトムとサイドゴアブーツの雰囲気をリンク

サイドゴアブーツのデザインは多数あり、レザーひとつとっても、温かみのある起毛革のスエード・風合いのあるカーフスキン・重厚感のあるオイルレザーなど種類はさまざま。

そこで、コーデに統一感を出すときのポイントとしておすすめしたいのが、ボトムとサイドゴアブーツの素材や色をリンクさせること。例えばスエードブーツならコーデュロイのボトムを選ぶなど、雰囲気をマッチさせることで統一感が出ますよね。

他には、ブラウンのレザーブーツなら茶系のボトムを合わせるなど、ボトムとサイドゴアブーツのテイストがかけ離れすぎないようにすることが着こなしのポイントです。

なんといってもサイドゴアブーツの凄いところは、ビジネスルックなジャケットでも、個性的なミリタリーコートでも、アウターを選ばずに着用できること。そのため、いかにボトムとの組み合わせをうまく行うかが、おしゃれに履きこなすキーとなるのです。

最後に

扱いが難しそうなサイドゴアブーツは、着こなしのポイントを押さえるだけで簡単にクールなコーデを作ることができる万能アイテムです。お手持ちのボトムとの相性を考慮しながら、色々なコーデを楽しんでみてください。